栄養療法におけるカルシウムパラドックスについて・・・タイラズメソッド的提案。

2018年10月2日タイラズメソッド

ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆

 

カルシウムリン積と言われるCa×Pは、カルシウム代謝の指標として、主に人工透析をしている体内カルシウム代謝の指標として使われています。

 

Ca×P<55とするようにコントロールすることとされていますが、このカルシウムリン積、Ca×Pの値は、55に至る前に、健康体として管理する必要があるとするのがタイラズメソッドとしての考え方です。

 

タイラズメソッドでは、Ca×P<35にするように、コントロールするべきと考えています。

 

この値、免疫学の専門家である大学教授が、マウスを使った実験でCa×Pが35以上になると免疫力が低下することから、ヒントを得て、人体において、動脈硬化や骨粗しょう症などの疾患との関連を経験値として確認したところ、35が境界線であることがわかりました。

 

カルシウムはカルシニューリンを介して、細胞性免疫を増強することは知られています。この作用はカルシウムパラドックスによって打ち消されます。

 

カルシウム代謝を診るためにはリンも同時に測定する必要があります。

 

内科や外科意外に、健康管理、歯科においてもこの値は、治療において重要になります。

 

ぜひタイラズメソッド的カルシウム代謝管理をお使い下さい。

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