ハートフルクリニックの平良です(^^)
今回は、「亜鉛不足」にスポットライトを当ててみたいと思います。
最近の研究で・・・次のようなことがわかっています。
- わずかな亜鉛不足でも消化不良になる
- 亜鉛不足は臨床症状がでる前に膵臓機能が低下する
- 亜鉛不足はデイスバイオーシスを招く
- デイスバイオーシスで亜鉛不足になる
- 亜鉛不足により流産や死産が増える
- 母体の亜鉛不足により胎児の発達が遅れる
- 亜鉛不足で炎症が助長される
- 亜鉛で高齢者の腸内環境がよくなる
- 亜鉛不足は小児の睡眠に影響
- 亜鉛不足は育毛にも影響する
- 亜鉛は月経前症候群にも有用
- 加齢による慢性炎症は亜鉛不足が関係
- その他・・・亜鉛は味覚、認知機能、抗酸化、免疫にも関係する
以上から、人体で重要なマグネシウムとならぶ2大ミネラルの一つである亜鉛は、臨床的に各種重要な障害をもたらします。
すべての病は腸から始まる・・・代謝栄養療法では非常に重要な腸内環境に亜鉛は非常に重要な役割を果たします。
亜鉛不足はデイスバイオーシスを起こし、デイスバイオーシスは亜鉛不足をもたらす。悪循環になります。
なので、亜鉛不足を速やかに改善する必要があります。
ではどのようにしたらいいのでしょう・・・まずは亜鉛の補充をしつつ、デイスバイオーシスの改善をすることです。
が・・・そう簡単にはいきません。
デイスバイオーシス改善には・・・食物繊維の摂取、オリゴ糖、酪酸など有機酸産生菌の摂取、その他デイスバイオーシスを改善するサプリメントや素材を用いるべきです。
10月の総論、各論では上述のデイスバイオーシスに使えるサプリメントや素材、その方法を紹介したいと思います。
この亜鉛不足がデイスバイオーシスを起こすには、ファーミキューテスやバクテロイデスなどの菌種が関係しています。その比率をコントロールすることは、問題解決の糸口にもなります。
詳細は・・・10月あるいは、年内に企画しているセミナーで、あるいは平良に聞いて下さい(^^)/~~~