ハートフルクリニックの平良です(*^_^*)
今回は体内で合成され、栄養療法の治療で活用できる成分を紹介します。
その成分を治療に活用することが栄養療法では非常に重要になります。
栄養素を用いた直接的な治療に対して、体内成分の合成を促進して、治療に活かす、人体が本来持つ機能を増強する根本的な治療に近い形になります。
中には腸内細菌が合成する成分を利用することもあります。腸内細菌叢は、臓器の一つという考えもあります。細菌叢が合成する成分を味方につけることも大切な治療の一助となります。
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水銀除去・・・セレノネイン
- 腸内環境改善・・・αディフェンシン
- 乳癌予防・・・エクオール
- 乳癌予防・・・エンテロラクトン
- 食欲増進・・・グレリン
- 脳機能・・・フォスファチジルセリン
- 癌治療に有用・・・アミノ酸トランスポーター
- 抗炎症・抗疼痛・・・内因性カンナビノイド
- 免疫・・・プログラニュリン
- 銅代謝・・・セルロプラスミン
- 解毒・・・メタロチオネイン
- 上記の物質の機能は、他にもありますが、代表的な働きを記載しています。
これら体内で作られる有用な物質の合成を抑制あるいは促進して、代謝をコントロールすることができます。
それぞれの成分の詳細な働きと合成を抑制するもの促進するものは、サプリメント療法レシピファイルに収載していますので、それをお持ちの先生方は参考にされて下さい。