栄養療法が効かない原因・・・栄養療法を活かすコツ・・・

2015年02月4日お知らせ

ハートフルクリニックの平良です。

栄養療法がうまくいくには・・・いくつかのコツがあり、一方では・・・うまくいかない状態で栄養療法をしている場合、効かない・・・となります。

このような状態にならないように、栄養療法が治療として使えるためのコツを・・・栄養療法ファンにお伝えします。

【栄養療法が効かない原因】

この改善が栄養療法を活かすコツになります。

1、サプリメントのセレクトを間違っている

サプリメントを見るポイントは、①素材の良さ、②配合量、③吸収効率を配慮した設計かどうか、④添加物の有無、⑤カプセル素材が何か、⑥原材料の産地、⑦価格、⑧入れ物、ボトルなどの素材、⑨カプセルかタブレットか、パウダー、液体などの形状、⑩粒の大きさ・・・などです。

年齢、喉のとおり、身長や体重などにより、量を選択しないといけません。

また、吸収を良くする設計のものを選択するべきです。

さらには、タブレットで打錠すると加熱されるので、熱に強い素材かどうかも検討する必要がある上、打錠の場合添加物が多くなります。

カプセルの場合は、カプセル素材がセルロースお勧めです。

価格帯も重要です。複数のサプリメントを使用して治療する場合・・・コストパフォーマンスが高いものをセレクトしないと長続きしません。

添加物はできたら入っていないものがいいでしょう。

などの様々なポイントをチェックしないといけないため、専門家にチェックしてもらう必要があります。ハートフルクリニックでは、”サプリメントチェック”と称して、持参したサプリメントを鑑定しています。

中には・・・治療の妨げになる成分が含まれている場合もあります。

2、体内代謝や病態を診きれていない

血液検査などで十分代謝や病態が十分把握できていないまま、栄養療法をお実施すると聞かない場合があります。

たとえばコレステロール・・・180以下の場合、HMG-CoA以下のどこかで、代謝酵素が阻害されています。代謝酵素を動かしコントロールする必要はありますが、そもそもコレステロールが低い要因を探る必要があります。

小胞体ストレスやミトコンドリア障害も視野に入れてサプリメンテーションを組む必要があります。ちなみに処方体ストレスの場合・・・各種サプリメント素材が活用できますが、経験則から・・・クルクミンがいいと思います。

病態診断には、分子栄養療法、代謝栄養療法に基づいた手法を用いる必要があります。

3、胃腸内環境を整えていない

胃腸環境は栄養素の吸収にとても大切であり、同時に炎症や酸化ストレスが発生する場所でもあるので、その制御に必要なところです。

そのため、栄養療法では、真っ先にこれから取り組むべきです。

4、体内酸化や炎症を放置したまま栄養療法をしている

体内に炎症や酸化状態があるまま治療をすると、サイドブレーキをしたままアクセルを踏む状態となります。

樹状細胞に酸化ストレスがかかるとTh2が活性化されて、アレルギーが助長されます。

そのため、酸化ストレスのお要因を確認することや、体内炎症をチェックし、対処する必要が必要があります。

5、サプリメントの量や服用タイミングが不適切

旬の野菜をその季節に頂くのがいいように、栄養素の摂取を時間を考慮して服用する必要があります。タイラズメソッドでは、”サプリメントの時間治療”として、時間を決めてサプリメントを服用してもらっています。

たとえば、NK細胞活性が高くなる午後0時前までに、免疫活性を高める素材を服用するべきです。

6、食やライフスタイルの改善など、ベースとなるところの改善をしていない

サプリメントよりも大切なのは、食やライフスタイルの改善です。

トランス脂肪酸やリノール酸過多、糖質過多、脂質過多などは、炎症や体内酸化をもたらし治療の妨げになります。

また湯船に入る習慣は免疫や血流に影響し、朝カーテンを開けない習慣は意欲などのメンタルに影響します。

調理器具のセレクトや調理法も大切です。

7、添加物や有害金属、環境ホルモン系など、代謝のブレーキとなるものを摂取している

そのライフスタイルも改善が必要です。それぞれ排泄を促進する必要があります。

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