ハートフルクリニックの平良です(^_^)
さった9月4日(日)、南部医療センターで、9時20分からタイラズメソッドのスピーチをしました。
会場には、100名を超える歯科医師、看護師の方々が集まっていました。
呼吸療法に関する研究会なので、呼吸器についても語りましたが、主に分子レベルでの血液データの深読み、特に逆読みの方法を披露しました。
用意した血液データは、一般的な項目で、しかもすべて基準値内。
普通なら異常なしとして判断されるデータです。
スピーチでは次の内容を解説しました。
1、基準値と正常値が異なること
2、ビタミンやミネラルの一部は酵素と結合していること
3、その値が基準値内のどこに位置しているかで過不足がわかること
4、コレステロールや尿酸の基準値内の値から、ミトコンドリアの機能やATP産生量がわかること
5、ATP産生量低下は、小胞体ストレスをもたらし、解毒力が低下すること
6、亜鉛不足が免疫低下をもたらすこと
7、亜鉛不足はデイスバイオーシスをもたらすこと
8、ATPは中性脂肪、コレステロール合成に必要であること
9、中鎖脂肪酸を用いたATP産生法
などについて解説しました。
小胞体ストレスでは、サーファクタント産生が低下することから、呼吸器疾患にとってATP産生は重要です。
また、亜鉛不足は感染症による増悪をもたらします。
なので亜鉛不足の解消が呼吸器疾患にとっても重要です。
亜鉛不足はデイスバイオーシスでもたらされるので、プロバイオテイックスやプレバイオティクスを用いたシンバイオテイックス療法が求められます。
どの疾患についても腸内環境は大切です。