1、食養生は、癌治療に必須。
癌の西洋医学的治療は、手術、化学療法、放射線となりますが、いずれの治療法でも基本あるいはベースとなるのは食養生です。
食事が癌治療のサイドブレーキになる場合もあれば、癌を促進するアクセルにもなります。
食べるものをコントロールして、サイドブレーキとアクセルを解除し、ギアをバックに入れて癌から遠ざかるのが食養生です。
癌の原因を調べた研究では、食事が癌の要因の1位であることが分かっています。癌罹患者は、癌の原因を最初に取り除くことが重要です。また別の研究では、癌の進行や転移に食品が影響する可能性も指摘されています。
癌における食養生の考え方を、述べたいと思います。
2、食事は自宅でとるべき、手作り料理の勧め
外食は、一般的に味が濃くて塩分や動物性脂肪が多く、癌罹患者には不向きです。
どのような添加物が入っているかも不明ですし、鉄の調理器具を用いると食材に鉄が混ざり癌に利用されます。また糖質が多くこれも癌増殖に利用されます。
炎症を助長するリノール酸やアラキドン酸が、調理油や動物性脂肪や赤身肉から摂取され、癌増殖を促進します。
乳癌の場合、アルミをさける必要があり、食器をステンレスにする必要があります。ガラスの食器や土鍋がいいでしょう。
外食は避ける必要がありますが、日本食や日本蕎麦、寿司、刺身、日本食の鍋(ホルモンや脂の少ないもの)、魚料理は食してもいいと思います。特に鍋料理がお勧めです。辛い食材は避けて下さい。
王朝チャンプルーお勧めです。
3、癌にいいものと悪いものを分ける
癌の増殖を促進するのは、精製された糖質、鉄、塩分、動物性脂肪、炎症を惹起するリノール酸やアラキドン酸などの脂肪酸です。調理油の過剰摂取には気をつけて下さい。加熱できるオメガ3系の調理油があるのでそれを使用するべきです。
EPA&DHAやビタミンD3などの炎症を抑える物質を摂取すると、抗癌になります。青魚、シラス、鶏卵、魚卵、キノコ類を摂取することです。
食物繊維やフィトケミカルが含まれるので、海藻類、特にモズクや野菜もお勧めですが、サラダより野菜スープか、ポタージュスープにすることです。
蛋白質は必要なので、豆腐などの大豆製品や豆類から摂取して下さい。時々は鶏肉と野菜のスープも頂いて下さい。
4、免疫を上げる食材、免疫スープの勧め
免疫を上げるために特にお勧めの食材は、舞茸とモズクです。
これらをポタージュスープにして、交互に飲用して毎日飲んで下さい。
モズクや舞茸を加熱してスープにし、ハンドミキサーなどでポタージュにします。一緒に玉ねぎや長ネギの青い部分を入れてもいいです。免疫を上げます。
免疫モズクスープ、参考にして下さい。
5、まとめ
癌をかかえている人は、何でも食べていいわけではありませんが、体重減少は免疫も低下するので、体重を維持するためにきちんと食事を摂り、その食事自体を自分自身で作り、食のコントロールをすることです。濃い味や甘い味付けを避け、野菜を中心にした食生活に変えて下さい。