免疫鍋の作り方

2023年12月5日お知らせ

1、免疫を高めるには食事から

 私の地元沖縄でも冬には13度になることもあり、寒いです。

 寒い時期には、体温が奪われ免疫も低下します。

 このような時期には鍋がおすすめです。

 免疫を上げるための、栄養療法医考案の「免疫スープ」を紹介しましょう。

 

2、免疫は腸から

 

 食べたものは、体を作るだけではなく、生理活性作用をもたらし、なかでも免疫を上げる食材も知られています。

 栄養素の吸収率は、口に入る前から始まります。ポタージュスープのようにドロドロにして頂くと栄養素の吸収効率が高まります。また鍋にして時間をかけて柔らかくするのもいいです。

 口に入ったらよく噛むこと、胃酸が十分出されていること、胃酸の補充目的で酢の物と一緒に食べることなど、一工夫で吸収率がアップします。

 腸は最大の免疫臓器として知られ、腸の状態を良くすることは、すなわち免疫を上げることになります。

 お通じが悪い人は発酵食品や善玉菌サプリメント、食物繊維でお通じを改善して下さい。

3、免疫を上げる食材で免疫鍋

 

 舞茸や大麦にはβグルカンという免疫成分が含まれています。モズクにはフコイダンという免疫成分が含まれています。

 この2つを鍋に入れて頂くか、この2つでポタージュスープを作るのもいいと思います。

 酒かすにも免疫を上げる成分が含まれています。

 亜鉛も免疫を上げるので豆腐や湯葉などの大豆製品が有用です。

 お魚油のEPA&DHAやビタミンDも免疫を上げる成分です。

 

4、免疫スープの作り方(例)

 

 みりんと日本酒を沸騰させアルコールを飛ばした後、昆布、鰹、椎茸のだし汁とまぜ、鍋に投入します。出汁の取り方は動画などを参考にして下さい。

 ベースとなる汁ですが、①舞茸(ビタミンD、亜鉛)とモズク(フコイダン)のポタージュ、②豆乳(亜鉛)、③アーモンドミルク(亜鉛、ビタミンE)、④大根おろしのみぞれ汁(ビタミンC)など、いくつももパターンがあります。いずれも免疫を上げるのに好都合です。

 具材は、玉ねぎ、もやし、シメジ、エリンギ、白菜、長ネギ(緑の部分に免疫成分があるので緑部分も入れて)、キクラゲ(ビタミンD)、鮭(EPA&DHA、ビタミンD、アスタキサンチン)、豆腐を入れて減塩味噌や酒粕で味付けします。

 胃が弱くなければ、生姜とニンニクをすりおろして頂いて下さい。

 鍋の最後に、モズクをしゃぶしゃぶして、ポン酢で食べるとおいしいです。

5、まとめ

 

 免疫を上げる食材を入れた免疫鍋の例を提示しました。

 具材が多いので、セレクトして入れて下さい。

 味付けの際には、塩分控えめがいいです。胃の不調がある場合、ニンニクや生姜やコショウ、唐辛子は避けた方がいいです。

 一度試して下さい。舞茸とモズクのポタージュスープのみでもいいと思います。

 

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