自閉症の治療で一番大切なもの・・・

2014年08月27日お知らせ

私は食事だと考えています。

一番というと語弊があります。

原因がさまざまですので・・・

でも食事で・・・腸内環境が変わり・・・フードアレルギーが改善され・・・体内炎症が減少し・・・脳内ホルモンが改善し・・・それにより行動が改善されると考えられます。

動物を用いた実験で・・・
自閉症の行動異常が菌の移植で改善しった・・・という報告があります。

あくまでもマウスの実験ですが・・・

とても示唆に富みます。

私の経験でも示唆に富む症例があります。

関東圏内に住む4歳の女児・・・

私が主催するセミナーを受講した歯科医師から、一通のeメールが・・・アトピー性皮膚炎の治療をしてほしいと・・・皮膚の画像を添付されてメール送信されてきました・・・

私がメールで指示したのは・・・

1、糖質制限
2、納豆食→できたらひきわり・・・栄養素が多い
3、人参ジュース
4、ロイテリ菌を内部に着けたストローで飲み物を飲むこと・・・でした

2か月後に再び・・・皮膚の画像が送られてきました。

完全にアトピーの皮膚ではなく、正常でした・・・

私が指示したのは菌サプリメント以外は食事・・・

写真は皮膚の画像のみでしたので・・・顔を見ぬアトピー児の治療が完結した瞬間でした・・・

でも話はそれで終わりではありません。

その子は自閉症も患っており・・・会話もせず笑わず歯科治療台で騒ぐこともなく座る子でした・・・

それがアトピー完治の時には・・・笑顔で会話ができるようになっていました・・・

自閉症とアトピー・・・異なる疾患で、小児科と皮膚科に通う必要がありますが・・・

疾患は異なれども・・・治療は一つです。

人間の免疫の根本となる腸を改善しないと、自己免疫疾患と言われる自閉症もアトピーもよくならないのです。

多くの示唆に富む症例です。

水面の氷山は別々でも・・・その下では大きな一枚の氷岩があり、そこを治療の対象にしたのです・・・

人間の免疫システムはまだ完全ではありません・・・

完全に近づけるためにも・・・腸が大切です。

そのため・・・食の改善から入るべきと考えます。

では・・・どうしたらいいか・・・

フードアレルギー検査・・・と言っても通常のIgEタイプではありません。

IgGタイプ(アメリカに送るもの)を実施して・・・フードアレルギーの傾向をつかみ・・・陽性のものを徹底除去して下さい。
一部には4デイズローテーションを提唱するクリニックもありますが・・・あまり有効性が確認できないため・・・治療初期には・・・タイラズメソッドでは使いません。

このブログをお読みの自己免疫疾患の方・・・少なくとも食を考えることが大切です。

ぜひ実践されて下さい。

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