【第1回目】エイジングケア ― 細胞から元気になろう ―

エイジングケアと実際の取り組みについて、株式会社仲善の前代表 上地哲さんにインタビューしていただきました。

この内容を特集コンテンツとして3回に分けてご紹介していきます。

治療方法や、内容について詳しく説明していきますので是非ご覧になってくださいね。

 

エイジングケアについてのインタビュー

 


uechi上地
『エイジングケアについて、現在、平良先生のクリニックで取り組まれている治療方法や内容についてお聞かせください。』

 

name-taira『そうですね、我々は統合医療の中の一部としてエイジングケアがあり、またエイジングケアも統合医療の一部であると考えています。オーバーラップする部分が結構ありますね。

今、私が実施している治療方法は、統合医療とエイジングケアの両方を行っています。
エイジングケアというのは内科と外科にわかれており、美容外科というのは外科の部分になると思いますが、我々が中心的にやっているのはエイジングケア内科という科で、いわゆるメスを使うような外科的施術は一切行っておりません。
内科を主としています。したがって「体の中からきれいになる。」ということを考えています。
ですから、自然な形で体の細胞レベルからきれいになるということですね。』

 

 

上地『エイジングケア内科の取り組みとは、具体的にどのようなことでしょうか。』

 

name-taira『エイジングケア内科の取り組みとして、細胞の中の状態を良くするという方法があります。その名称が「臨床代謝栄養療法」といい、この治療法を全国へ広げる活動を行っています。別名「タイラズメソッド」として全国的にその療法が知れ渡るようになり、現在、医師や歯科医師の先生方に伝授しているところです。』

 

 

平良先生

 

上地『臨床代謝栄養療法のことを具体的に教えてください。』

 

name-taira『まず、臨床代謝栄養療法の重要なポイントとなる、細胞の中のミトコンドリアをご存知ですか?』

 

上地『細胞内に存在する細胞内小器官であり、1細胞あたりに100個から2000個含まれるといわれているあのミトコンドリアですね?』(詳しくはこちらをご覧ください

 

name-taira『そうです。
ミトコンドリアは私たちの体を作っている全ての細胞の中にあり、細胞の代謝をつかさどる働きがあると言われています。その状態を良くするということ。それは栄養素・サプリメント・ライフスタイルの3つで、コントロール出来ますが、この臨床代謝栄養療法では、3つの要素に加えて、点滴療法を行って、細胞の中のミトコンドリアの状態を(あるいは細胞膜の状態と言います)うまくコントロールしていきます。』

 

上地『ミトコンドリアの状態が良くないと、どうなってしまうのでしょうか。』

 

name-taira『シミ、しわなどもミトコンドリアの状態が悪い人に、より多く起こると言われています。
ミトコンドリアが元気になると、あらゆる病気はミトコンドリアと関係していますから、そこを改善してエネルギー物質であるATPを作らせてあげるという、生化学の難しい話になりますが、そういった取り組みをしているのがエイジングケア医学の最先端の部分です。』

 

上地『なるほど。ミトコンドリアを元気にすることは、まさに「体の中からきれいに」と繋がるというわけですね。』
ちなみにATPについての詳しい説明はこちらでどうぞ。

 

name-taira『そうですね。体の中のエイジングケア。内部的なエイジングケアが重要なんです。
メスで切ったり、貼ったり、注射したりして顔のしわをのばしたりと外科的施術を行っても、土台が砂だったら砂上の楼閣になりますね。早めに崩れてしまうんです。
ところが土台がしっかりしている人、たとえばコラーゲンがきちんと生成されている人、またビタミンCやクルクミン等をしっかり摂っている人などにエイジングケアの外科的施術をすると長持ちするんですね。そこの部分が圧倒的に違います。』

 

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name-taira『その下支えをすること。それがエイジングケア内科の我々の役割です。
それは根本から立て直すということ。つまりお家で言ったら基礎となる部分ですね。人間は、細胞という基礎を作り上げると、自然に再生能力が備わっているので次々と土台ができてくるんですね。
土台がしっかりしていると、シミやしわが減ったりというのも、実際起こりうる現象なんです。』
上地『エイジングケアは、健康な体を保つために本当に大切なことなんですね!』

 

name-taira『エイジングケアは、見た目のきれいさだけではなく、体内の浄化という、もうひとつの効果も期待できます。』

 

上地『と、いいますと?』

 

name-taira『実際の例ですが、血管が詰まってしまい、足を切断しなければならないと医師に診断された方が、私のところへ相談に来ました。
その人は脈がふれないほどでした。

そこで点滴療法を繰り返し行い、次第に脈がふれるようになり、足も温かくなり、切断を免れることができました。

さらに、もうひとつの事例として、脳の血管の詰まりが原因で手術をしようとしていた方が、同じく点滴療法を繰り返し行ったとこを、血管の詰まりが改善され、脳の手術に至らなかったということです。

つまり、詰まっていた血管が脳の中で再開通しているという現象が確認できたのです。

これは、西洋医学では起こりえないことだと思います。
我々が目指しているのは、西洋医学の限界を超えて行こう!ということ。しかしそれは、西洋医学を否定するわけではなく、それをベースとして、西洋医学の限界を超えていこうということなのです。』

 

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上地『エイジングケアというのは、体の土台を作るとともに、病的な状態に陥った体も健康な状態へ引き戻してくれる効果もあるんですね。』

 

name-taira『そのとおりです!
そういった病気の治療としても効果を発揮するということです。

予防というのは美容の部分で、治療というのが、血管の再開通といった「パイプスルー点滴」などが治療にあたります。

また、我々は精神疾患にも携わっています。統合失調症、自閉症、多動症、ADHDといろいろありますが、それらの精神疾患に対してのアプローチも実は同じなんです。ミトコンドリアの動きが活発になれば、症状は改善されていきます。

つまり、このミトコンドリアの働きがエイジングケアの重要なポイントになります。このミトコンドリアの働きを助ける成分として、いろいろ知られていますが「クルクミン」もそのひとつです。』

 

上地『エイジングケアとは、表面の見える部分の若返りと、血管という見えない部分の若返り。
さらには細胞の中まで若返るということなんですね。』
ちなみにADHDについての詳しい説明はこちらでどうぞ。

 

 

第2回目でも、引き続きエイジングケアについてお話していきます!

お楽しみに!

 

 

 

 

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