ATPはとても大事です・・・ATPを頼りにしているもの

2014年09月26日ATP ,SAMe ,メチレーション

ATPを必要とするもの

ATPと言えば・・・ミトコンドリアで合成されるエネルギー物質と・・・ならいましたよね~

でも・・・当たっていますが・・・私平良の認識は大きく違います。

同じように考えている方は多いと思いますが、身体全体を流通・貨幣経済だとすると・・・ATPはお金です。

しかも現金、中でも1万円札、あるいは10万円札に匹敵するかもしれません。

図に示したのはATPが関係する代謝です。
抜けているのはオートファジーにもATPが必要ということです。

専門用語ですが、オートファゴゾームの形成にもATPが必要です。

つまりミトコンドリアの活性化に必要なオートファジー機構もミトコンドリアから作られるATPが必要ということです。

ATPは流通経済にとても大切・・・1日に自分の体重以上の量を合成しては使われているというのですから・・・

とても大事なものです。

ATPが少ないと・・・

☑コレステロール合成ができない→コレステロールからできるDHEA-Sなどホルモンができない→だるい・・・
☑インスリン分泌ができない→高血糖→糖尿病
☑GABA分泌ができない→精神不安定→産後あるいは妊娠中のうつ・・・
☑甲状腺ホルモン合成量の低下→活動性の低下
☑コエンザイムQ10の合成低下→ATPの合成低下→ミトコンドリア機能低下
☑グルタチオン合成の低下→解毒や抗酸化力の低下
☑SAMe、BH4、5-MTHFの合成低下→メチレーション機能不全→神経機能低下、神経修復低下
☑味覚の低下→味がしないという症状
☑プリン体合成低下→新しい細胞ができない→老化
☑SAMeの合成低下→ポリアミン合成低下→オートファジーの低下→ミトコンドリア機能低下
☑オートファジーに必要なオートファゴゾーム合成低下→オートファジーの低下→ミトコンドリア機能低下
・・・

などという最悪の事態になります。

少なくともATP産生を即時に行う必要がある場合に・・・思い出して頂きたいのが・・・電子伝達系のバイパスです。

以前にも記事にしましたが、タイラズメソッドで治療上よく使う2つのバイパスのうちの一つ、電子伝達系バイパス・・・

中鎖脂肪酸+B2+コエンザイムQ10で複合体Ⅱから入りATP合成をする機能がアップします。

だるい、上記☑のような状態の方は、これが使えるはずです。

代謝のバイパス(電子伝達系バイパス)を使って、ATP産生を・・・

ATP合成促進するサプリメントもありますので活用できます。
DリボースとかNADHなどです・・・

追記
ATP産生のスライドはタイラ経路図のNo22に収載しています。
認定医の先生方は活用されて下さい。

追記2:2015年新年会・・・1月11日(日)
来年の新年会ぜひあけて下さい。
医師、歯科医師、医療関係者、企業の皆様・・・40人限定
近々のセミナー受講の先生方(医師・歯科医師)優先にご案内となりますことをご了承下さい。

LINEで送る

ページトップへ戻る

© 2013 Dr.TAIRA