ハートフルクリニックの平良です。
久しぶりに点滴療法研究会でスピーチしました。
今回スピーチした内容は、タイラズメソッド、代謝栄養療法で用いる7つの代謝経路図の解説・・・今回は特にトリプトファン代謝の重要性について語りました。
7つの代謝とは・・・
1、コレステロール合成
2、コレステロールの利用
3、ミトコンドリア代謝
4、トリプトファン代謝
5、リノール酸代謝
6、メチレーション代謝
7、ヘルパーT細胞の分化
基本的にこれらの代謝経路図を用いると、疾患の病態を理解することができます。
多くの疾患の場合、これらの代謝の是正が治療になる場合が多いのです。
ただし、複雑な症例においては・・・さらに19枚の代謝経路図が必要になってきます。
最近では栄養療法の病態分析に遺伝子検査も加わっていることから・・・診断も複雑になってきています。そのため治療という大海原の海図になるのが、代謝経路図です。
遺伝子変異があり→酵素の活性に増減があっても→栄養素の使い方でその代謝を是正することが可能です。
そのためには、”木”よりも代謝の森を見る必要があります。
1枚1枚の代謝経路図は、有機的につながっています。
そのつながりを把握するには多少の学習が必要です・・・
最初は7つの代謝経路図・・・その後19枚の代謝経路図を理解することで・・・代謝栄養療法を実践することができます。
今後も平良のスピーチで・・・全国の先生にお伝えする予定です。