ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆
栄養療法では考え方も重要になります。
医学の父と言われるヒポクラテスは、紀元前の偉人でありながら現代医学にも通ずる見事な格言を多く残しています。
今回は、この格言を紹介して、現代医学が到達する前の紀元前にすでにそのことを把握していた人物がいること、現代になって見直されている栄養療法の原点となるヒポクラテスの言葉から、現代医学の基礎をひもときたいと思います。
それでは、天才的な医学の父ヒポクラテスの格言に驚かれて下さい。タイラズメソッドの解説も加えてお伝えします。
【ヒポクラテスの格言】No.1~No.8
- No.1「火食は、食べすぎに通ず」・・・火を使った食事は食べ過ぎのようになる。紀元前にこのような言葉があることがびっくりします。今では高温で調理した料理にAGE(最終糖化産物)が産生され健康に悪いことが証明されています。
- 揚げ物の茶色に含まれるAGEは、老化をもたらし病気の要因になることは最近特に言われていることです。
- No.2「すべての病は腸から始まる」・・・この言葉は私が一番好きな言葉です。事実そうだからです。腸内環境が悪いとあらゆる疾患と関係することが現代医学でも知られています。例えば喘息やリウマチです。
- No.3「満腹が原因の病気は、空腹によって治る」・・・その通りです。かつて長寿県沖縄は今では20位以下です。さらに沖縄では40代以上の肥満率は全国一位です。食事制限、糖質制限は治療に必要です。
- No.4「月に一度断食をすれば病気にならない」・・・断食の定義にもよりますが、水以外全くなにも食べないことはタイラズメソッドではお勧めしていないので、野菜果物スープだけで1日過ごすのはいいと思います。でも断食に近い状態を少なくとも月に1度実施することはお勧めします。でも、ジュースやスープは摂取することをお勧めします。
- No.5「あなたの食事を薬とし、薬は食事とせよ」・・・まさに医食同源です。栄養療法そのものが医食同源がベースになるので、この格言は”あたり”です。
- No.6「医を食とせよ、食を医とせよ」・・・これがまさに医食同源です。
- No.7「人は自然から遠ざかるほど病気になる」・・・確かに~なるほど~と思います。自然とは何か?ということも考えないと行けませんが、細かいことを考えずに理解すると、科学の発達により人間は病気になる多くの物質を作れるようになったことで病気の原因になっている可能性があります。
- No.8「人間がありのままの自然体で自然の中で生活をすれば120歳まで生きられる」・・・現代医学でも120歳までの長寿が可能であるとしていますが、自然の中で生活をすることがその必要要因であるかどうかは不明です。
まとめ
今回はヒポクラテスの格言について、語りましたが、全て完璧とは言いませんが、現代医学にも通じる数々の事実と符合する医学的事実がかなりあります。これが正論とは言いませんが、かなり栄養療法の本質をついている言葉だと思います。
皆さんはどう思いますか?
では、ヒポクラテスの格言②もチェックして下さい。