糖尿病の治療に必要な亜鉛は不足しやすい

2022年04月27日ストレス ,亜鉛 ,甲状腺

ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆

 

マグネシウムの体内量は約30gなのに対して、亜鉛の体内量は2gと少ない上、亜鉛の吸収率は5~40%と低いことから減少しやすく、容易に不足に陥りやすいミネラルとなります。

 

前回の記事で、血糖コントロールに亜鉛が重要であるとしましたが、亜鉛は不足しやすいので、サプリメントなどで補充する必要があります。

 

亜鉛が不足する要因として次のようなものがあります。

 

  • 【亜鉛不足になる要因】
  • ①デイスバイオーシス(腸内環境の乱れ)
  • ②一部の薬剤
  • ③糖尿病、腎不全などの疾患
  • ④甲状腺機能低下
  • ⑤慢性炎症
  • ⑥感染症
  • ⑦ストレス
  • ⑧アルコール
  • ⑨カフェイン
  • ⑩ベジタリアン
  • ⑪銅過剰
  • ⑫加齢
  • ⑬偏食
  • ⑭不規則な食事
  • ⑮食品添加物

 

以上の亜鉛不足の要因の中には、糖尿病、甲状腺機能低下、デイスバイオーシスなど負のスパイラルで悪循環に陥る可能性のあるものがあります。

 

複数の亜鉛不足の要因があり、しかも悪循環に陥ることから、容易に亜鉛不足になります。

 

食事やサプリメントで亜鉛を摂取して下さい。

 

亜鉛を含む食材は、イワシ煮干、ココア、ゴマ、ウナギ、大豆製品、干し椎茸、カボチャの種、お肉、生姜、緑茶、アーモンドなどがあります。

 

亜鉛は、血糖値のコントロールもそうですが、赤血球の膜柔軟性維持、甲状腺機能維持、腸内環境維持、抗疲労、GABAの合成、味覚、粘膜維持、抗酸化酵素の活性中心などがあり、最も重要なミネラルと言っても過言ではありません。

 

私は、キングオブミネラルと呼んでいます。

 

毎日みそ汁を飲む人は、煮干と干し椎茸で出汁をとり、具材として豚肉、生姜、ゴマ、豆腐、ひきわり納豆を入れてはどうでしょうか?

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