白寿会新聞No.11・・・緑茶のすすめ

2022年01月7日白寿会新聞

ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆

白寿会新聞No.11「緑茶のすすめ」

緑茶のすすめ

  1. 1、はじめに

日本人になじみの深い緑茶ですが、最近の研究でその効果の程度は不明ですが、新型コロナウイルスに対する有用性が報告されています。

どの程度有効かは分かりませんが、身近な飲料が、新型コロナウイルスに有用となると、活用してみたくなりますね。

緑茶は、飲み物としてだけでなく、お茶漬けや抹茶アイスなど食材としても活用されています。

私は、毎日緑茶を飲んでいます。時に抹茶を飲んでいますが、今回は私の大好きな緑茶について、各種有用性や気をつけることなどについて語りたいと思います。

お酒を飲む方は、緑茶を一緒に飲むと、お酒で失われる栄養素の補充ができるので、お勧めです。

  1. 2、緑茶の成分

緑茶には、カテキン、カフェイン、テアニン、ビタミンC、ビタミンB2、葉酸、βカロテン、ビタミンE、ビタミンK、サポニン、フッ素、GABA、カリウム、カルシウム、林、マンガン、亜鉛、クロロフィルなど、数多くの有用な成分が含まれます。

ミネラルウォーターには、含まれない成分も多数あり、栄養素を補充する飲料として活用することもできます。

飲むサプリメントのようなものです。おそらく日本人の長寿を支えているのも、この緑茶だと思います。

緑茶は、飲酒時以外にも夏バテ防止、運動中の水分補給に特にお勧めです。

  1. 3、緑茶の作用

緑茶の摂取によって、血液の抗酸化力が上昇するという報告があります。

同時に過酸化脂質の生成を抑制する作用があり、上記の報告と合わせ体の酸化を防ぐ作用があります。

抗加齢を目指すなら、ぜひ飲むべきですね。

体内のコラーゲンを維持する作用があり、骨や皮膚の機能を維持します。

その他、抗癌作用、脂肪燃焼作用が知られています。

ダイエット中の方にもお勧めです。脂肪に関連した特保でも緑茶が販売されていますね。

また、緑茶をよく飲む人は、心臓病や脳卒中で死亡する危険性が低いという報告があります。日本の死因の上位を占める心臓病と脳卒中、この予防になるので、長寿をもたらすためにも活用できます。

茶葉で緑茶を抽出する場合、温度でその成分に違いが出ます。

60℃ほどの低温抽出では、テアニンが多くなり、抗不安や睡眠をもたらします。100℃近くの高温で抽出するとカテキンが多くなり、上記のような作用をもたらします。

寝る前には、ぬるめの緑茶をお勧めします。朝のいっぱいは、熱めにするといいでしょう。

緑茶には、生命活動に重要なミネラルである亜鉛が含まれますので、その補充としても有用です。

なんと緑茶には、抗うつ作用もあります。

毎日を元気に乗り切るためにも、食事のおともに、緑茶はいいですね。

  1. 4、緑茶で気をつけること

緑茶はカフェインを含むので、睡眠障害の方や妊娠されている方は服用を控えた方がいいでしょう。

緑茶に含まれるカテキンを過剰に摂取すると、肝機能障害が起こることがあります。そのため多量の緑茶を摂取するのは控えましょう。

胃の弱い人は、胃痛が来るので薄めて飲むか、避ける必要があります。

緑茶アレルギーも存在するので、アレルギーのある人も飲用を控えた方がよろしいです。喘息の要因になる方もいます。

  1. 5、まとめ

現在では、コンビニの飲み物陳列棚の定番であり、道路や施設のいたるところに設置された自動販売機には必ず保管されている緑茶なので、ほとんどの日本人は毎日お茶を飲んでいることでしょう。

お茶を飲むことは、容易な環境にありますが、ミネラルウォーターを主に飲んでいる人もいると思います。

1日1本だけでも、お茶に代えてみてはいかがでしょうか?

新型コロナウイルスのこの時期は、特にお勧めしたいと思います。

この記事を読んでいる方は、ペットボトルの緑茶か茶葉から作るお茶を想像していると思いますが、私としてはなめらかな喉ごしなので抹茶のパウダーからつくる緑茶もお勧めしたいところです。

今回は、緑茶のすすめと題して、記事を書きました。

明日の朝は、鮭茶漬けでもいかがでしょうか?

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