ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆
私が理事長を務める医療法人は、母体として老人施設を運営しています。
その施設で行っているタイラズメソッドに基づく、新型コロナウイルス対策を列挙しますので、老人施設を運営されている方は、参考にされて下さい。
現状では、職員や利用者の感染者、疑いの者も出ていないため、完全なガウンを使用した感染予防はしていません。発症者が出る前の対策として下記を参照して下さい。
- 1、フェイスシールド
- ラミネートフィルムを使用して原価52円で、フェイスシールドを自前で作成しています。
- フィルム部分を上にあげると顔面のフィルムから解放されます。
- 全職員に配布しています。
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2、マスク
- マスクはスタッフ全員着用、会議でも必ず着用、極力制限している外部からくる業者の出入りの際は、マスクを必ず着用してもらっています。
- マスク内側には、不織布をいれて使用するようにしています。
- マスクは、スタッフの手作りを使用しています。
- 3、出退勤時の手指、スマホ、服消毒
- 出退勤時には、アルコールによる手指だけではなく、スマホの消毒と、次亜塩素酸(低濃度)による服全体の消毒を実施しています。
- 4、出退勤時の靴裏消毒
- 靴のまま立つことができるトレーを用意して、そこに1000ppmの次亜塩素酸ナトリウム水を入れて、靴裏を消毒します。施設に入るドア付近に設置しています。消毒しないと就業できない、退出できないようになっています。
- 5、部屋の空調
- 施設内の部屋はできるだけ、ドア、窓開放しています。
- 沖縄なのでそれが可能です。
- 6、会議の工夫
- 会議をする際は、2m以上離れて、マスク、フェイスシールド装着
- 会議は、今後WEB会議に移行する予定ですが、それまでは、会議用テーブル一人1席として、マスクにフェイスシールドをして会議しています。
- 会議の中央には、消毒剤の噴霧器を設置しています。
- 下記画像の会議以降、次回からはWEBで会議をする予定です。
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7、エレベータ―対策
- エレベーター内は紫外線による殺菌、アルコールによる消毒
- エレベータを1日1回深夜帯に紫外線殺菌をしています。もちろんコロナウイルスに有効な波長、時間で。同時にアルコールによる消毒をしています。
- 8、カルテ消毒
- 次亜塩素酸によりカルテを消毒しています。
- 9、郵便物消毒
- 郵便物、封筒、段ボール表面を施設の外の受け渡しの場所にて、次亜塩素酸ナトリウムを用いて消毒しています。サインはもちろん各自、自分のものを使用して実施しています。
- 全スタッフにも、郵便物に限らず、買い物袋、中身の消毒を指示しています。
- 10、外部者隔離、消毒
- 業者を含めできるだけ、部外者を入れないようにしています。スタッフでも勤務者でない場合は、施設内に入るのを禁止しています。
- 業者には義務を課して、マスク、フェイスシールド着用、手指・スマホ消毒、服消毒、靴裏消毒を実施して、入ってもらっています。
- 11、手すり、ドアノブ、エレベーターボタンの消毒
- 感染対策責任者により、すべての手すり、ドアノブ、エレベーターボタンを消毒しています。
- 12、利用者の方々向けの食事に舞茸パウダー
- 利用者に提供するみそ汁に、毎日舞茸パウダーを入れて免疫アップを図っています。新型コロナウイルスではリンパ球数の多い少ないが重症化と関連します。舞茸は免疫アップ素材として活用できます。
- 13、新型コロナウイルス対策の栄養情報
- このブログで流しているような新型コロナウイルスに対抗するために摂取するべき栄養素などに関する情報を提供しています。例えば、新型コロナウイルス感染予防にための、紅藻のスープの作り方(私がアンチエイジングヘルシー料理研究家として活動しているの、で具体的な作り方指導しています)、アルコールや次亜塩素酸を入れられる耐性容器の種類など。
以上参考になれば幸いです。もっと細かいこと聞きたい人もいると思いますが、そのあたりは、各施設の対応でお願いします。
各施設でも独自の対応を取られていると思いますが、管理職間や職員間の情報の共有は、新型コロナウイルス対策の中でも重要なインフラ、位置づけになります。
そのために、私の施設では、沖縄県ではいち早く、トランシーバー(インカム)を導入して、即時に情報共有できる体制にしています。
その他、管理職間、スタッフ間でも情報共有できるツールを用意して、即時に対応できるようにしています。
いずれかの手段を用いて、全スタッフに迅速に情報提供できるようにすることが、新型コロナウイルス対策の初動として、情報のインフラ整備が重要です。
老人施設の皆様、どうかこの時期、利用者、スタッフ、それら家族、自分自身を守るために、上記参考にして下さい。