癌患者に昆布出汁は?

2019年04月30日がん

ハートフルクリニックの平良です(^_^)/

 

グルタミン酸について語ります。

 

グルタミン酸と聞けば、昆布だしに含まれるうま味成分ですが、神経伝達物質としても、抗酸化酵素の基となるグルタチオンの原料にもなる非常に重要なアミノ酸です。

 

グルタミン酸トランスポーターの異常が、うつ病、統合失調症、自閉症、強迫性障害などの精神疾患と関連することが知られています。

 

グルタミン酸トランスポーターの異常により、脳内のグルタミン酸が過剰になることが発症要因となります。

 

また、グルタミン酸に対する受容体は、癌細胞にも存在し、グルタミン酸は転移や増殖に使われます。

 

さらにグルタミン酸が250度異常に加熱されると肝臓癌、大腸癌、脳腫瘍の要因となる物質が合成されます。

 

そのためグルタミン酸は、癌罹患者にとって、過剰摂取すると有害です。

 

グルタミン酸は、昆布以外にも海苔、エンドウ豆、トマト、小麦、大豆、湯葉、カツオ、高野豆腐などに多く含まれるので、これらの食品の過剰を避ける必要があります。

 

癌罹患者の食事は伸長に食材を選ぶ必要があります。

 

 

LINEで送る

ページトップへ戻る

© 2013 Dr.TAIRA