ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆
甲状腺ホルモンは人間の体から分泌されるホルモンの中でもとても大切なものです。詳細はサプリメント療法レシピファイルの「甲状腺機能」の項目を確認して下さい。
甲状腺ホルモンは以下の働きと関係します。
体温維持、エストロゲン代謝、脂質代謝、エネルギー産生、血糖値調整、身長維持、筋肉維持、発汗、体重減少、蛋白同化、腫瘍抑制、LAT1抑制、ミエリン鞘の形成、B12の吸収、リン排泄抑制、マグネシウム排泄、亜鉛排泄、細胞内にカリウム移動、コルチゾール異化、精子障害、慢性炎症抑制。
甲状腺ホルモンの合成には、亜鉛、セレン、鉄、ヨウ素などのミネラルが必要です。
甲状腺ホルモンは、人体の代謝の中心的役割を持っています。
その合成は、非常に重要になります。
合成には、NADPHオキシダーゼが必要であり、補因子としてBH4があります。
アルミニウムや鉛は、BH4合成を抑制し、甲状腺ホルモンの合成を抑制します。
さらに断糖にょりNADPH合成量が低下して、甲状腺ホルモン合成量が低下して、TSHが高くなります。
コルチゾールが増えるとrT3が増え、甲状腺ホルモンの活性は低下します。
大豆レシチンは、ヨウ素欠乏を促進するので、ヨウ素欠乏者が大豆製品を過剰に摂取すると甲状腺機能は低下します。
大豆製品の窃取は、ヨウ素を含む海藻類と一緒に摂取することが大切です。煮豆と昆布のような形で。
甲状腺機能の維持のためには、亜鉛などのミネラル、胆汁酸の合成(活性硫酸、タウリンにより増える)などが大切であり、できるだけ機能低下をもたらさないように栄養素のコントロールをする必要があります。
甲状腺機能が低下している方は、ぜひ栄養療法も試みて下さい。