ストレスと肥満の関係

2018年10月1日亜鉛 ,肥満・ダイエット

ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆

 

今回は、ストレスと肥満の関係を論じてみたいと思います。

 

ストレスはホルモンの分泌が異なり、免疫も変化してきますが、その影響で蕁麻疹ができる人もいれば食欲が増して太る人もいます。

 

肥満は食欲以外では、代謝の停滞により起こる場合があります。

 

肥満に対する対策は、①カロリー対策、②糖質対策、③油脂対策、④食物線維対策、⑤腸内細菌対策、⑥代謝対策(β酸化、β受容体、脂肪酸合成)、⑦ホルモン対策、⑧抗酸化対策、⑨栄養素の吸収、⑩TRPV1対策、⑪筋肉量、⑫ストレス、⑬睡眠、⑭反ダイエット栄養素(有害金属、反栄養素)、⑮末梢低酸素(酸素解離曲線など)、⑯血流(赤血球変形能)、⑰食べ方・噛み方・食べる順番、⑱サプリメント(採血データに基づいて)、⑳その他・・・EMS、運動、水分摂取、炭、酒、タバコ、コーヒー、トランス脂肪酸、調理法、食時間、やせる食材など、考えるべきは様々あります。

 

がっつり食べる時間を調整すること、飲む酒の種類を変えること、調理法を変えることも重要です。

 

今回は、その中でもストレスをテーマに論じてみます。

 

ストレスでは、亜鉛が欠乏することが知られています。

 

メタロチオネインの合成に使われることからそのようになるのですが、亜鉛が不足するとデイスバイオーシスが起こります。さらにそのデイスバイオーシスは亜鉛不足を招くので負のスパイラルになります。

 

それによりデブ菌とされているファーミキューテスが増え、太ることが考えられます。

 

次に、亜鉛不足は甲状腺機能の低下を招き、代謝が落ちることから太ります。なので甲状腺機能を維持する、あるいは向上させる必要があります。甲状腺機能の維持には有害金属は阻害要因として働きます。その対策も必要になります。

 

亜鉛の不足は、SOD酵素の減少を招き、ペルオキシナイトライトなどの産生が加速されることから、体内酸化から、こちらでも甲状腺機能の低下(そのメカニズムは、TAIRA塾「肥満・ダイエット」にて解説します。)や脂肪燃焼が低下します。β受容体の機能が阻害されることが要因です。

 

これらをまとめてもストレスによる亜鉛の不足が肥満を招くことがわかります。

 

さらに亜鉛の不足は、カルシウムの低下から脂肪酸合成が促進されるケースもあると考えられます。

 

いずれにしてもストレス→亜鉛不足も一つの要因になるので、ストレス対策とともに亜鉛の補充、亜鉛不足の要因になっているデイスバイオーシスの改善が必要になりますが、デイスバイオーシスの改善は容易にできないこともあるので、専門家に相談する必要があります。

 

そこに栄養療法ドクターの活躍が期待されるところです。

 

肥満とダイエットについては、いつかTAIRA塾でセミナーしますので、乞うご期待というところです。

 

このあたりの肥満・ダイエットは、栄養療法でも非常に重要テーマなので、スピーチテーマとして必ず取り上げますね(^^)

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