ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆
中性脂肪が基準値を超えて高い人は、少なくありません。
そこでその体内で何が起こっているのか、タイラズメソッド的に推測してみたいと思います。
1、中性脂肪が高いことから、有害金属や活性酸素などで、クエン酸以後の、TCA回路が回らないことが予想されます。そのためクエン酸からから中性脂肪合成に回っていることが予想されます。
2、脂肪酸合成にNADPHが消費されるため、NADPH不足による各種障害が起こります。CYP酵素にNADPHが必要であるために、解毒がままならなくなります。CYPは薬物代謝もするので、薬物が代謝されずに、副作用が出やすくなります。またATP産生も低下するので、ますます解毒がままならなくなります。
3、それ以外にも、甘い揚げ物など、糖質の過剰摂取に加えて、脂質の摂取があれば、過剰な糖質および脂質の存在から、ミトコンドリアでの代謝が停滞し、クエン酸以後の処理がなされず、同じように中性脂肪の合成が起こります。
以上のことから、中性脂肪が高い場合は、糖質&脂質の過剰摂取、ミトコンドリア機能の低下、有害金属、体内酸化(活性酸素)、TCA回路停滞、ATP産生量の低下、解毒停滞、薬物代謝停滞などの各種代謝障害が起こっていることが予想されます。
特にTCA回路最初の酵素、アコニターゼは活性酸素の弱く、たばこやお酒、過剰摂取、肥満などにより多くの活性酸素が体内で発生している状態では、抑制されます。
そのため、本来クエン酸から回転するはずのTCA回路が回転せず、やむなく中性脂肪として代謝される結果、脂肪組織が増えていく結果となります。
脂肪蓄積を抑制するには、体内酸化を抑えること、糖質と脂質の過剰摂取を控えること、有害金属をさけることなどの対策が必要になります。
以上、中性脂肪が高い場合のタイラズメソッド的推測です。
一言でいうと、ミトコンドリアが悲鳴をあげている状態です。