ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆
深読み、について用語解説をします。
血液データを医師あるいは歯科医師が診断する場合、基準値を一定の指標にして読み取っていきます。
基準値=正常値のように読み解く医師が多い現在ですが、一つ一つの基準値はその幅が比較的広く、それを正常値のように扱うと、体内の異常がはっきり出てから、「異常」と診断されることになりかねません。
基準値を超えた異常がはっきりしている頃には、すっかり症状も出ていて、診断もしやすくなっています。
オーソモレキュラー医学という分野では、基準値≠正常値として扱い、逆に基準値内にあっても異常値と捉える、血液データ判読方を用いて、いわゆる未病の状態で、いちはやく異常を見出しています。
この方法を用いると、すべて基準値内にあっても、異常を探し出すことができます。
しかもその方法は、これまでのように臓器別の異常ではなく、細胞内のあるいは分子レベルの異常を見出すことができます。
本来の血液検査の読み取りは、臓器別の病名を割り出すのではなく、分子レベルあるいは細胞レベルの病態を読み解くことです。
この特殊な病態読みは、根本療法の基礎になります。
その判読法は、異なる血液値の比率、あるいは相対的な比較などを利用して、読み取ります。
そのため、すべての値が基準値にあっても、異常と判断されることがあるのです。
この方法は、根本療法をすること、および未病を見抜くために、とても有用です。
このような血液検査の読み取り方を、タイラズメソッドでは、”深読み”と称しています。
セミナーでは、多くの医師・歯科医師の先生方に、この方法をお伝えしてます。
今年、2018年のセミナーのテーマは、この深読みを予定しています。
今年からは、毎年恒例の総論と各論セミナー以外に、東京、大阪、福岡などでセミナーを開く予定にしています。
1年間、この、深読み、をメインテーマにして、セミナーを展開する予定です。
分子レベルの栄養学、細胞レベルの治療をするには、この深読みが中心になります。
今年1年を通して、タイラズメソッド深読みを全国の先生方にお伝え出来たら・・・と思います。