炎症で起こること・・・

2017年01月11日ATP ,SAMe ,亜鉛 ,炎症

ハートフルクリニックの平良ですm(_ _)m

体内の炎症は至るところで起こりえます。

鼻腔内、口腔内、上咽頭、胃腸内・・・ 炎症が起こると胆汁の分泌が低下します。

ホモシステインの代謝で起こる硫黄転移反応からできる胆汁分泌と関連する経路が遮断されます。

同時に炎症では、亜鉛やB6が欠乏します。

別の記事でも記載しますが、亜鉛とB6が欠乏している際には、炎症を疑うべきです。 炎症では、IL-6が上昇し血小板を増やします。

炎症が疑われるにもかかわらず、血小板が増えないのは、炎症が強くなりすぎて、骨髄の反応が低下したか、鉛などの骨髄抑制する有害物が蓄積している可能性があります。

亜鉛とB6の不足は、多大な影響をもたらします。

炎症で亜鉛が不足した結果、IL-6を抑制するメチレーションが低下し、さらに炎症を助長します。

炎症でB6が不足したら解毒物質の合成が低下します。精神安定にも影響します。

炎症では、甲状腺機能の低下も起こります。リバースT3合成が促進され、採血で一見甲状腺機能が正常でも、体内では機能低下が起こっています。 亜鉛とB6の不足により、舌痛症や舌炎、胃酸低下、皮膚炎、膵機能障害など各種症状が現れます。

その症状から、体内で起こっている現象を読み取り、病態経路図を作成することをお勧めします。

下記が平良がデスク横に設置しているホワイトボードに記載した病態経路図です。 病態ごとに記載内容が変わります。

問題がある人で毎回、亜鉛とB6不足が起こるのは、強い炎症が起こることが要因です。

平良の病態経路図

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