食物繊維まとめ・・・落とし穴もある・・・

2016年08月9日亜鉛 ,健康素材

ハートフルクリニックの平良です(^^)/~~~

今回は、食物繊維について、概要と落とし穴についてまとめてみたいと思います。

食物繊維は、各種疾患の予防や治療に有用です。

健康素材として知られていますが、気をつける点もあります。

タイラズメソッドとして、これら食物繊維についてまとめてみます。

食物繊維には、不溶性と水溶性があり、さらに水溶性には高分子、低分子があります。

食物繊維をフローラコントロール(平良造語です。善玉優位にする意味です。)の目的で、腸内で有機酸を産生させ、悪玉菌を退治(全くなくすことはできませんが)する目的で摂取する場合には、低分子水溶性食物繊維を用いる必要がありますが、それでも大腸内に悪玉菌がいる状態では、食物繊維自体が、悪玉菌に利用される可能性があるので、前処置として一度悪玉菌を減少させる必要、さらには増殖を抑制する必要があります。

そのために、小腸内でのαディフェンシンの産生を高めることをして、さらにその上流である胃酸分泌も促進する、さらにその上流の歯周病、咬合障害などの口腔トラブルを解消するなど、各種対策を同時に進行することで、効果が上がります。

上記対策をしてから、低分子水溶性食物繊維を使用することが有用です。

不溶性食物繊維や高分子水溶性食物繊維を前処置なく、使用すると便秘をもたらしたり、デイスバイオーシスを増悪させたり、逆効果になる場合があるので要注意です。実際、食物繊維が合わない人、便秘になる人などがいますが、これが理由です。

うま~く使わないといけませんね(^^)

このあたりの話は、概要を各総論で、詳細を10月の各論、あるいは来年5月の各論で話したいと思います。あるいは平良に会ったら聞いて下さい。時間内で情報提供します(^_^)v

9月25日(大阪)セミナーでは、スピーチしませんが、興味ありましたら、平良に質問して下さい。

それから・・・一部の青汁(どれでしょう・・・詳細を記載できないのですみませんm(_ _)m)は、不溶性食物繊維を40%~45%ほど含有して、前処置後の使用は有用であり、悪玉菌に対する抗菌ペプチドであるαディフェンシン分泌を促進することから、使える素材ですが、成長ホルモン、プロラクチンを分泌促進するので、癌罹患者には使用しづらい素材となります。

LINEで送る

ページトップへ戻る

© 2013 Dr.TAIRA