ハートフルクリニックの平良です。
代謝栄養療法を中心としたタイラズメソッドの基本的な考え方をいつもドクターセミナーでお伝えしています。
このブログでも考え方の基本を提示したいと思います。
基本中の基本は、”腸”です。
腸がいい状態にあるかを診ることは重要です。腸が元気だとビタミンなどの栄養素やアミノ酸、ポリアミンを補充してくれます。
B群が不足しているとわかった時に・・・第一に考えないといけないのは、B群の供給源である腸内細菌叢の乱れ(デイスバイオーシス)を疑うことです。悪玉菌優位なら便秘や鼓腸など何らかの症状があるはずです。
アメリカの先生のセミナーで、B群不足の対応に関する質問の解答で、(腸の状態を把握することを指摘することなく)すぐさまB群の補充を回答されていたのが非常に印象に残っています。タイラズメソッドでは腸の状態の改善から手を付けるべきと回答します。
栄養素不足→補充・・・といった考え方は、根本療法ではなく、対症療法に他なりません。すべてがそうではありませんが、ややもすると薬物療法に近くなる可能性があります。
タイラズメソッドはあくまでも根本療法・・・
なので・・・1にも2にも腸を考えることです。
その他タイラズメソッドで大事なのは・・・腸に影響する口や鼻の状態、咬合、銀歯(アマルガム)、よく噛んで食べているか、使用している薬剤、甘い物の常用、ストレスなどのチェックです。
以下に、基本的な10箇条を提示しました。