サプリメントの落とし穴(アセチルLカルニチン、フォスファチジルコリン(レシチン)、Lカルニチン)

2016年01月28日サプリメントの落とし穴

ハートフルクリニックの平良です。

サプリメント外来では、サプリメントの細かい知識が必要です。

今回は、体にいい成分の、レシチン、アセチルLカルニチン、Lカルニチン、フォスファチジルコリン(レシチン)ですが、使用していい人といけない人がいます。

個別化医療と言われる所以ですが、体内代謝は一人一人異なります。

なので、その人の体内がどのようになっているかを考えて、サプリメントを使用するべきです。

では・・・本題に入ります。

前述の素材は、体内腸内細菌叢でtrimethylamine-N-oxide (TMAO)を合成します。

これが、動脈硬化や心筋梗塞のリスクとなります。

なのでそれら素材を大量に摂取する際には、注意が必要です。

もしかしたら善玉菌ならTMAOの合成は少ないかもしれないと考える(まだ確認していません)、腸育を実施する必要があります。

いずれにしても動脈硬化にならないように、上記素材摂取者は、FORMなどの動脈硬化検査をすることをお勧めします。

 

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