小胞体ストレスは、今後・・・病態解析におけるトピックとして取り上げられるでしょう・・・

2015年09月4日お知らせ

8月30日(日)に行われたセミナーでも語りましたが、最近タイラズメソッドセミナーでは、ミトコンドリア機能低下と小胞体ストレスの関係を解説しています。

ミトコンドリア機能低下と小胞体ストレスは、相互にリンクしています。

そのため尿酸やコレステロール値などの採血データからミトコンドリア機能低下が確認されると、小胞体ストレスもあることを前提にして治療をする必要があります。

これまで、ミトコンドリア機能低下が各種疾患と関連するとして各種セミナー取り上げられていましたが、今後は、ミトコンドリアの機能低下がそれだけではなく、小胞体ストレスもあるとして治療に当たる必要があります。

最近、ライソゾーム病の1種であるファブリ病の方が来院されましたが、小胞体→ゴルジ体→ライソゾームと、形成されるため、上流である小胞体をターゲットにして治療を実施しています。

今後は、小胞体ストレスの重要性が、国内外のセミナーで語られるようになるだろとう予想しています。

小胞体ストレスがミトコンドリア機能低下と関係する点は、小胞体ストレスにより複合体Ⅰが障害を受けるということです。

先日のドクターセミナーでも語りましたが、複合体Ⅰが障害を受けても、複合体Ⅱからスタートで電子伝達系を動かすことができ、それが治療になります。

電子伝達系におけるバイパス療法といっていますが、食材とサプリメントで治療ができます。

このようなバイパス療法は以外とたくさんあります。

ミトコンドリアの障害ではなく、小胞体ストレスが上流にあることを念頭において治療するかどうかで、根本療法ができるかどうかが変わります。

栄養療法を実践されている方々は・・・ぜひ小胞体ストレスから根本療法をされて下さい。

血液データからミトコンドリア機能低下を把握することはできますが、本格的に小胞体ストレスを確認するには、尿有機酸検査が有用です。

その見方はセミナーで提示させて頂きます。

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