ハートフルクリニックの平良です。
炎症があると体内代謝に変調をきたします。
その影響は・・・
- トリプトファン→キヌレニン合成経路が促進され、その結果トリプトファン→セロトニン合成が低下、これによりうつ傾向に・・・
- 解毒物質の合成が低下・・・解毒ができない
- コルチゾールがアップ→免疫の変調
- インスリン抵抗性増→高血糖→糖化ストレス
- 酸化ストレス
- 発がん
- ミトコンドリア抑制
- プロスタグランジンE2増→自己免疫疾患
- 睡眠に影響
- ・・・
などなどたくさんの障害をもたらします。
一般的にCRPが炎症を知る血液データとして検査されますが・・・
CRPが上がっているころには、炎症はかなり進んでいる・・・とタイラズメソッドでは考えています。
では・・・どのようにして初期の炎症を見ぬくのでしょうか?
そ・・・れ・・・は・・・
★炎症性貧血、★血小板、★リンパ球比率、★白血球数、★間接ビリルビン、★白血球分画などが使えます。(あくまでもタイラズメソッド)
- 炎症性貧血・・・フェリチンが高めにも関わらず、貧血がある状態
- 血小板・・・20万以上、あるいは25万以上の場合
- リンパ球比率・・・高い場合も低い場合も可能性あり
- 白血球数・・・高い場合
- 間接ビリルビン・・・0.8以上
- 白血球分画・・・好酸球が4.0以上、好中球÷リンパ球が1.47以上
病歴や症状、性別、体格などの情報を総合的に判断するため、相対評価の項目は具体的な数値を示していませんが、上記の項目は使えます。
CRPが上がる前に、上記で読み取れた炎症は・・・どこで起こっているのでしょう・・・
多くの場合は、腸で起こっています。
なので・・・そのような場合は・・・食事を変えて・・・菌サプリメントを用いて治療します。