アルツハイマーやパーキンソン、子宮頸がんワクチン副作用、自閉症とも関連する小胞体ストレスの見抜き方と対策とは・・・

2014年10月29日お知らせ

ハートフルクリニックの平良です。

小胞体は細胞内小器官の一つとして、ミトコンドリアと並びその機能障害は・・・各種疾患と関連することが知られています。

小胞体の機能障害は小胞体ストレスとして知られています。小胞体は読んで字のごとく、小さい袋で、その中に異常蛋白質が蓄積する状態が小胞体ストレスとなります。

小胞体ストレスがあると、神経変性疾患、インスリン抵抗性、ミトコンドリアの機能障害、細胞死、性ホルモン・コレステロール合成・免疫への影響などが起こり、神経変性疾患や自閉症、統合失調症、肺疾患、糖尿病、網膜疾患などの疾患の要因となる場合があります。

それらを見ぬくには、通常の検査では・・・きちんと食事をしているにもかかわらず低いコレステロール値や中性脂肪、尿有機酸検査では・・・3-メチルグルタル酸の上昇などから推測(それだけではありませんが・・・)することができます。

小胞体ストレスが疑われる場合、クルクミンやフェルラ酸、ビタミンD3、メラトニンなどが有用です。

病態や病因に応じて、サプリメントをセレクトして、ライフスタイルも改善する必要があります。小胞体はH2O2で攻撃を受けないようにその対策も必要です。

アラキドン酸はミトコンドリアでのH2O2を増やすのでその過剰摂取を控えること、肥満は小胞体ストレスを助長するので、体重管理も必要です。・・・などなど小胞体ストレス対策で・・・考えることはたくさんあります。

このブログでは、総論です・・・

やはり個別化医療なので・・・データを見ないと・・・個別のケースで何を用いて治療するか、どのようなアドバイスをするか・・・ケースバイケースです。

きちんとした治療は・・・きちんとした病態分析が必要・・・ですね。

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