家庭菜園のすすめ
1、野菜作りは予防医学
タイラズメソッド栄養療法は、食事や栄養素、サプリメントの知識や調理法だけでなく、食の原点とも言える野菜づくりにも言及します。
口から入るものが重要であることは、このブログを読んでいる人ならすでにわかっていると思います。食の選別は、予防医学における基本中の基本です。スーパーに並ぶ食材を選ぶ際の目利きは大切な知識ですが、自分で育てた野菜を無農薬の状態で食するということは、食の原点、いや家族を守る出発点となります。
私たちは、日頃なにげに店舗で購入した肉や野菜を調達し口に運ぶ、あるいは他人がセレクトし調理したレストランの料理を口にして、さらにはコンビニで販売されている産地や調理法や添加物が不明確なできあいの食品を口にして、それらに気づくことなく食を口に入れています。
現代人が自分自身で生産者になる機会は、なかなかありません。
それがあたりまえですが、今回は家庭菜園という個人生産者を経験し、食の大切さとありがたさ、そして健康のための土台となる情報を提供したいと思います。
2、家庭菜園の目的は安全
家庭菜園で大切なのは安全です。無農薬であること化学物質が入り込まないこと、栄養素の高い旬の野菜を頂くことが大切です。
そのためには、土、種、肥料、環境を厳選する必要があります。
種にも有機と表示のあるものもあるので、無表示よりもそれらを選択する必要があります。
水や肥料のやり過ぎ、高温多湿でかびが生えるなどの環境対策も大事です。
幸いにして、具体的な菜園方法はユーチューブなどの動画サイトで詳しく解説しているので活用して下さい。
3、初心者はコップ菜園
一番簡単な家庭菜園は、コップとガーゼがあればできます。
アルファルファかブロッコリースプラウトの種を使用します。
400mlほどのコップにいずれかの種をカレースプーン1杯~2杯入れて、コップの口にガーゼをかぶせ、それを輪ゴムかひもでくくりつけ、固定します。
その状態で一晩水道水を半分ほど入れて芽を出す準備をします。
翌日水を捨てて、ガーゼ越しに水道水を入れては出す作業を2,3回繰り返し中の種を洗浄します。最後は水のない状態にするためガーゼ部分を斜め下になるようにコップを傾けた状態で放置します。
毎日これを繰り返すと、3~4日後にはスルフォラファン豊富なブロッコリースプラウトが、7~10日後にはアルファルファが食べられる状態になります。
いずれもサラダあるいは味噌汁の具として使えます。どちらも抗酸化力のある野菜です。コップとガーゼで簡単にでき、場所も取らないのでキッチンでできる手軽な家庭菜園です。
4、葉も食べられる野菜
前述のコップ菜園以外に土を使用するおすすめ家庭菜園として、トマト、イチゴ、リーフレタス、小松菜、カブ、ラデッシュ、芽キャベツがあります。
特に芽キャベツはアブラナ科の野菜で乳癌などの女性ホルモンが作用する癌の予防に有用な上に、葉っぱも食べられるので、収穫量が多く、お勧めです。
芽キャベツは4~5ヶ月で収穫できますが、茎に栄養が行くように土に近い部分の葉を摘み取るため収穫までの間、葉っぱを収穫して炒め物、スープ、おひたしに活用できるので、重宝します。
このように葉っぱも食べられる野菜を栽培すると収穫量が多くなります。イチゴ、大根、カブ、ラデッシュ、オクラは葉が食べられます。
5、おすすめの調理法
一番は野菜スープです。カブやラデッシュなどはポタージュにしてもいいし、その葉物は味噌汁でもおいしいです。
炒め物に入れてもおいしく頂けます。
芽キャベツは天ぷらがおすすめです。
カブは大根の代わりに煮物にも使えます。
6、まとめ
今回は家庭菜園について語りましたが、野菜は多くの種類があり、それぞれに旬や栽培方法があるため個別具体的に語ることはできないので、各種動画サイトで情報を入手されて下さい。
上述のコップ菜園は初心者でもできる簡単な家庭菜園です。これも動画があるので確認されて下さい。コップ菜園は私がつけた名前ですので、検索の際はブロッコリースプラウト栽培か、アルファルファ栽培で動画を検索して下さい。
人生で一度も野菜を作ったことがない方は、農家の気持ちを味わいながら、家族を見守る心で家庭菜園にチャレンジして下さい。
ことわざに“病は口から入ってくる”、があります。口に入るもの、今後は自分の手で作ってみませんか?