白寿会新聞No.29・・・亜鉛を摂りましょう
1、亜鉛とは何?
体に必要な体内の金属、ミネラルです。
特に亜鉛は、体内で最も重要なミネラルの一つです。
体の代謝をつかさどり、成長、精神や認知機能を維持するために必要です。
主に牡蠣、ホヤ、ホタテ、お肉、生姜、イワシ、いなり寿司、納豆、豆腐、高野豆腐に含まれています。
そのほか、お茶やカボチャの種、アーモンド、ココアにも含まれています。
加齢とともに減少するミネラルで、体内に2gほど存在します。
風邪の予防には、ビタミンCよりも亜鉛とする論文もあるほど、重要です。
動物実験では、成長期の脳の成長に必要なミネラルであることがわかっています。
健康な皮膚や粘膜、特に女性においては髪を維持するにも亜鉛が必要です。
2、その他の亜鉛の働きは?
亜鉛には、次のような働きがあります。
DNAの合成に必要、ビタミンCとともにコラーゲンを合成、免疫を維持する、水銀・鉛・ヒ素の解毒をする、血糖を下げる、動脈硬化を改善する、腸内環境を改善する、消化を助ける、免疫を調整する、精神安定に必要、コレステロールの値を調整する、味覚に関係する、皮膚や粘膜の機能維持、ニキビに有用、ホルモンの合成に必要、神経の再生、伸長に必要、妊娠・出産に必要、傷の治癒に必要、炎症を抑えるのに必要、粘膜の機能を維持する、疲労を抑える。
4、亜鉛が不足するとどうなる?
特に血液を作る働きやダイエットに必要な甲状腺ホルモンの合成にも必要です。
さらには、メンタルや認知機能を保つにも必要です。
亜鉛が不足すると貧血、怒りっぽくなる、忘れっぽくなる、疲労感、不眠、女性の場合は抜け毛などが起こります。
4、亜鉛不足を解消するまとめ
日本では古来から、大豆を多く用いており、納豆や煮豆、豆腐、湯葉、豆乳、おから、特に高野豆腐から亜鉛やマグネシウムなどのミネラルを摂取することができます。健康のためには、ぜひ和食を活用して下さい。