白寿会新聞No.1・・・白寿園では、亜鉛とビタミンDを強化しています

2021年11月22日ビタミンD ,亜鉛 ,白寿会新聞 ,白寿園

ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆

 

今回から、私が運営する介護老人保健施設「白寿園」で作成している新聞「ことぶき」の私の記事をブログで紹介します。参考にされて下さい。

 

白寿会新聞No.1・・・亜鉛とビタミンDを強化しています

  1. 1はじめに

新型コロナウイルスは現在収束しつつありますが、今後も猛威を振るう可能性があります。

今後も続く新型コロナウイルス対策の一環として、白寿園では抗ウイルス作用がありしかも日本人に不足しがちな、特に加齢とともに体内量が減少していく栄養素である亜鉛とビタミンDの補充を積極的に取り組んでいます。

白寿園における取り組みをこの紙面で紹介したいと思います。

  1. 2亜鉛と新型コロナウイルス

元々亜鉛は食事から摂取されますが、吸収率が低く、さらに加齢とともに体内量が減少していく代表的なミネラルです。

日本人は亜鉛不足が多く病院や施設入所者は特に不足しがちです。

亜鉛は、免疫を上げるために最も重要なミネラルであり、不足すると感染症にかかりやすくなります。

新型コロナウイルスの症状として臭いや味覚がなくなります。新型コロナウイルスで起こる肺炎などの炎症が亜鉛をより不足させ、免疫を低下させて重傷化の要因となります。亜鉛自体にコロナウイルスの増殖を抑える作用が確認されています。

亜鉛を補充しておくことは、感染予防のみならず、万一感染した場合に重傷化を防ぐ一助になる可能性があります。

食品では大豆に含まれますので、豆腐、納豆、湯葉、味噌汁、豆乳、テンペなどの大豆製品を摂取するといいでしょう。その他緑茶、アーモンド、生姜、肉類、舞茸に含まれます。豚肉豆腐生姜チャンプルーがおすすめです。

 

  1. 3ビタミンDと新型コロナウイルス

ビタミンDは、骨密度を上げるビタミンとして知られていますが、抗ウイルス作用があるビタミンとしても確認されています。日本人に不足しがちであり、さらに加齢で低下してきます。

ビタミンDで血中カルシウム濃度が維持されますが、ひとたびカルシウムが不足すると免疫の低下をもたらし、新型コロナウイルスに対して弱い体となります。

ビタミンDの血中濃度が低いほど感染者数が増えるという報告もあります。

ビタミンDは、魚卵や鶏卵、舞茸やキクラゲ、シラスに含まれます。

 

  1. 4まとめ

加齢とともに免疫力が低下することは既存の事実です。その背景には亜鉛やビタミンDなどの栄養素の不足があります。

そのため白寿園では、サプリメントや薬剤、食事をとおして、亜鉛やビタミンDの摂取を強化しています。

ご家庭では、卵かけ納豆シラスご飯と豆腐の味噌汁などいかがでしょうか?

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