新型コロナウイルスと喫煙、腎臓の関係

2020年04月24日ビタミンD ,喫煙 ,新型コロナウイルス

ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆

 

新型コロナウイルスは、喫煙者に重症化しやすいことは、すでに知られています。

 

喫煙により肺組織の損傷がおこり、これにより肺組織の修復が起こらず、酸素交換能力が低下して、死に至ると考えらえます。

 

肺の機能が一部でも落ちていると、新型コロナウイルスによる致死率が高くなると思われますが、新型コロナウイルスの病態を考えると、IL-6やTNF-αによる炎症が肺組織を破壊することになります。新型コロナウイルスに関係なく、喫煙は肺組織を損傷します。

 

それらを抑える素材、食材を日ごろから摂取して、体内の栄養素レベル、栄養レベルではありません、を上げる必要があります。

 

 

全身炎症の本体となるTNF-αを考えると、これを抑制するのがビタミンD3の活性体ですが、活性体を合成するためには、腎臓の機能が正常であることが必要です。

 

ところが腎臓の機能が低下している状態では、活性型ビタミンDの合成量が低下している可能性があります。しかも、煙草を吸うと煙の中に含まれるカドミウムが、腎機能を低下させるので、煙草による害は、肺損傷だけではなく、血液検査レベルで分からない程度の腎機能障害をもたらし、活性型ビタミンD3の不足が、TNF-αを抑制できずに、重症化による致死率上昇につながると思います。

 

対策は、いくつかあります。

ビタミンDを食材から摂取しておくこと、医師と相談して活性型ビタミンDを摂取すること、腎機能を上げることになります。肝臓も活性型ビタミンD3を合成するために必要なので、肝機能もアップする必要があります。主治医がいる場合は、相談して血中のビタミンD3濃度を測定してもらことをお勧めです。

 

ビタミンD3サプリメントの摂取については、個別の対応(個別化医療)になるため、採血検査をしてから、服用量、あるいは体内に入れる経路(経口、経皮など)を考える必要があります。吸収経路でビタミンD3の上昇率が異なる場合があります。つまり個人差があるのです。

 

腎臓機能を上げるには、日ごろから活性炭のサプリメントを摂取することです。活性炭は栄養素も吸着するので、サプリメントを服用する際は避けるべきです。お勧めは寝る前。

 

ビタミンD3と新型コロナウイルスに関連する記事は、こちらを参照して下さい。

 

LINEで送る

ページトップへ戻る

© 2013 Dr.TAIRA