アンチエイジングの極意・・・解毒、抗炎症、エネルギー産生

2019年09月12日ATP ,SAMe ,ミトコンドリア ,メチレーション ,亜鉛 ,炎症 ,甲状腺

ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆

 

今回は、沖縄第一号のアンチエイジング専門医として、久しぶりにアンチエイジングについて語ってみたいと思います。

 

アンチエイジング内科では生体の細胞レベルで若返り、あるいは現状維持をするべく、様々なテクニックを駆使するのですが、そこで考え方として、大事な3要素があります。

 

それが、解毒、抗炎症、エネルギー産生です。

 

①解毒

解毒は腸を中心としたもので、毒物を摂らない、貯めない、排泄するが原則です。

そのためには、排便、排尿、発汗、爪、毛髪などの排泄システムを稼働することです。

解毒は、排泄しやすい形に物質を代謝しないといけません。それが第一相解毒や第二相解毒になります。

解毒には、ATPの8割が使われるほどエネルギーを必要とします。そこでアンチエイジング3原則の2つがつながります。

ATPがないと小胞体ストレスが起こるので、解毒に必要な酵素が産生されず、毒物の排泄がうまくいきません。

解毒にはメチレーションも必要です。

 

②抗炎症

体内には絶えず炎症が起こっています。特に食事をした際には激しく炎症が起こり、体が酸化します。

炎症を抑えるのがビタミンA、C、E、D、Kやメチレーション、甲状腺ホルモン、EPAなどの食品成分です。

これらを駆使して、炎症をできるだけ小さくすることが、緩やかな老化をもたらします。

 

③エネルギー産生

エネルギー物質でもあり、ニューロトランスミッターとしての働きもあるATPを効率良く産生することです。

ATPはメチレーションを回すためにも必要です。

解毒にも、抗炎症にもATPは必要になります。

 

お気づきになりましたか?

 

メチレーションは、解毒、抗炎症に関係しています。

 

さらにメチレーションは、αリポ酸、コエンザイムQ10、Lカルニチンの合成にも関係しているので、エネルギー産生に関与しています。

 

すなわち、メチレーション代謝は、解毒、抗炎症、エネルギー産生のいずれにも関わっています。

 

アンチエイジングには、メチレーションが必要なのです。

 

アンチエイジング実践者は、メチレーションを回す方法を習得するべきです。

 

メチレーションの回し方は、次回の記事で・・・。

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