生命活動の調節因子となるもの・・・ライフサポートファクター(生命維持因子)

2018年04月27日ATP

ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆

 

今回は、代謝を含む生命活動に大切な因子となる、ライフサポートファクター(生命維持因子)とも言えるもの2つ、ATP、NADPHについて語りたいと思います。

 

まず、ライフサポートファクター(生命維持因子)は、私平良が勝手に作った言葉ですが、代謝や物質の合成や放出、分泌など多方面にわたり、生命を維持するために必要となる重要な物質のことを意味します。

 

代謝栄養療法を実践する上で、患者さんの病名ではなく、体の中で起こっている病態を解明しなければなりませんが、その際にいつも同じ物質が重要であると認識させられます。

 

それがATPとNADPHです。

 

この2つは特に重要で、欠乏する要因がいくつもありまして、それが病気発症、病態形成に非常に関係しています。

 

そのためライフサポートファクター(生命維持因子)と命名したのですが、一方では、欠乏により病態形成因子にもなります。

 

その合成、消費される場合、そして補充方法を理解することは、病態を理解した代謝栄養療法においては、非常に重要となります。

 

サプリメント療法レシピファイルをお持ちの先生方は、一度下記項目を確認されて下さい。

 

  1. ✔ATP・・・ATPの合成や利用について記載されています。
  2. ✔細胞外ATP・・・細胞外ATPがやばいことをしているのが分かります。
  3. ✔ATP産生量・・・ATP産生量を増やす方法、消費される病態が分かります。
  4. ✔NADPH・・・NADPHの合成や消費のされ方が分かります。
  5. ✔NADH・・・NADPHとの関連が分かります。
  6. ✔アデノシン・・・ATPの原料となるアデノシンがどこから合成されるかわかります。
  7. ✔G6PD・・・NADPHを合成するのに大切な酵素です。癌とも関係あります。
  8. ✔トリプトファン・・・トリプトファンからNADが合成される経路がとても重要です。

 

クイズでも出題しました、PATMとも関係しているようです。

ライフサポートファクター(生命維持因子)は病態を読み解く重要なカギとなります。一度ATP、NADPHをご確認下さい。

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