ハートフルクリニックの平良です(^_-)-☆
今回は、代謝を含む生命活動に大切な因子となる、ライフサポートファクター(生命維持因子)とも言えるもの2つ、ATP、NADPHについて語りたいと思います。
まず、ライフサポートファクター(生命維持因子)は、私平良が勝手に作った言葉ですが、代謝や物質の合成や放出、分泌など多方面にわたり、生命を維持するために必要となる重要な物質のことを意味します。
代謝栄養療法を実践する上で、患者さんの病名ではなく、体の中で起こっている病態を解明しなければなりませんが、その際にいつも同じ物質が重要であると認識させられます。
それがATPとNADPHです。
この2つは特に重要で、欠乏する要因がいくつもありまして、それが病気発症、病態形成に非常に関係しています。
そのためライフサポートファクター(生命維持因子)と命名したのですが、一方では、欠乏により病態形成因子にもなります。
その合成、消費される場合、そして補充方法を理解することは、病態を理解した代謝栄養療法においては、非常に重要となります。
サプリメント療法レシピファイルをお持ちの先生方は、一度下記項目を確認されて下さい。
- ✔ATP・・・ATPの合成や利用について記載されています。
- ✔細胞外ATP・・・細胞外ATPがやばいことをしているのが分かります。
- ✔ATP産生量・・・ATP産生量を増やす方法、消費される病態が分かります。
- ✔NADPH・・・NADPHの合成や消費のされ方が分かります。
- ✔NADH・・・NADPHとの関連が分かります。
- ✔アデノシン・・・ATPの原料となるアデノシンがどこから合成されるかわかります。
- ✔G6PD・・・NADPHを合成するのに大切な酵素です。癌とも関係あります。
- ✔トリプトファン・・・トリプトファンからNADが合成される経路がとても重要です。
クイズでも出題しました、PATMとも関係しているようです。
ライフサポートファクター(生命維持因子)は病態を読み解く重要なカギとなります。一度ATP、NADPHをご確認下さい。