ビタミンB2が不足している場合の対処法

2016年11月11日ビタミンB2

ハートフルクリニックの平良です(^_^)v

ビタミンB2不足の場合の対処法については、以前の記事で記載しましたが、改めてここで、新しい情報も含めて語りたいと思います。

B2不足→補充、これだけではNGです。

そもそもB2が不足しているのはなぜかを考える必要があります。

タイラズメソッドでよくいう、病態の上流と下流を検討する必要があります。

なので・・・

Ⅰ、まずはB2不足の上流から・・・

B2がそもそも不足するに至るのは、なぜ?・・・を考えないといけません。

ビタミンやミネラルが吸収されるには、吸収場所となる小腸粘膜の状態、善玉菌が産生する有機酸、有機酸を産生する食物繊維を摂取しているかどうかを考える必要があります。

さらにB2は能動輸送で吸収されるので、食後に摂取することで吸収率が高まります。

B2不足は、腸内環境の乱れ、デイスバイオーシスが背景にあると思われますので、デイスバイオーシスに対する対応が求められます。

善玉菌は、粘膜修復作用がある、ロンガムなどの菌種を選択する必要があります。

さらに吸収を阻害する、アルコール多飲、アルカリ水の過剰摂取などを問診で確認する必要があります。

タリウムはB2の働きを抑制するので、毛髪検査でその存在が確認されている場合は、

Ⅱ、B2不足の下流は・・・

B2が関わる、代謝はメチレーションを始めとして様々あります。

さらに連鎖的にB6の活性化が成されず、B6が働かないと、B3の合成ができなくなります。B2↘→B6↘→B3となるので、その影響は多大なものとなります。

Ⅲ、まとめ

B2が不足している場合は・・・以下を検討して下さい。B2のみではなく、その他のビタミンやミネラルについても言えます。

  • ①デイスバイオーシス対策・・・善玉菌、食物繊維、カンジダ除去
  • ②B群の摂取・・・B2だけではなく、B3やB6などのビタミンB群も摂取する必要があります。
  • ③吸収を促進するテクニック・・・ピペリンと一緒に摂取する。
  • ④吸収や働きを抑制するものの確認・・・アルコール、タウリンやテオフィリンなど。
  • ⑤その他・・・胃酸、よく噛むこと、胆汁酸分泌(胆汁酸については、、後日記事にします)
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