クイズ・・・フェリチンとヘモグロビンが解離する炎症性貧血のヘプシジン以外のメカニズムは?

2016年10月17日クイズ

ハートフルクリニックの平良です(^^)

炎症があると(妊娠後期でも)、、、鉄剤を投与してもヘモグロビンが上昇せずに、フェリチンが上昇する現象が起こります。

血液データでヘモグロビンとフェリチンの関係は、炎症を診るのに、とても有用です。

体内に炎症があり、炎症性サイトカインがあると各種代謝に影響します。

炎症による影響・・・トリプトファンはIDOとTDOを介した代謝が促進され神経毒が産生、ミトコンドリアが抑制、プロスタグランジンE2から炎症反応が促進、硫黄転移反応から解毒をもたらす物質の産生が低下、ヘルパーT細胞の分化バランスが崩壊など様々な影響があります。

さて、炎症があるとフェリチンが上昇し、ヘモグロビンが低下しますが、その要因の一つには、ヘプシジンがあります。

その他にも炎症により、フェリチン上昇、ヘモグロビン低下をもたらすメカニズムがあります。

その要因とは何でしょうか?

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