パーキンソン病、症候群でお悩みの方へ

2016年04月8日お知らせ

ハートフルクリニックの平良です。

最近パーキンソン病やパーキンソン症候群の方の受診が増えています。

おそらくグルタチオン療法に関する記事が掲載されたからだと思います。

そこでグルタチオン点滴について語りたいと思います。

グルタチオン点滴の概要・・・

生理食塩水にグルタチオンを入れて点滴する治療法ですが、入れる量は最初200mg~600m、次に800mg~1000mg、次に1400mg~1600mg、2000mgと徐々に投与量を増やして実施します。

点滴の時間はたかだか40分程度で時間をとられることはありません。

グルタチオン自体体内で合成されるものですので、副作用の心配もほとんどありません。

点滴自体は比較的簡易にできるものですが、症状によって異なりますが、頻度は週に1,2回、すくなくとも月に2回は継続して実施して頂く必要があります。

2000mgで有効性がない場合は、3000mgに量を増やして実施してようやく効果が見られるケースもあります。

何らかの有効性が見られる方は半分程度です。

有効性を高めるために、NアセチルLシステインやコエンザイムQ10などのパーキンソン病、症候群で有効性が確認されているサプリメントを併用する必要があります。

一番のお勧めはコエンザイムQ10を1200mg~1800mg摂取することです。

禁忌となるサプリメントや素材もあります。少なくともスクラロース、サッカリン、アスパルテームは腸内細菌叢を乱すと報告がありますので、その成分を含むサプリメントは避けて下さい。

下肢筋力低下の方が多いので、下肢を中心に筋肉トレーニング(座ってもできる)を実施して下さい。

その他の細かいことはそれぞれのケースで治療メニューが異なるので、外来で相談することをお勧めします。

大切なのは根本療法です、そのために原因となっている要因を探し当てることが大切です。これについては次の記事に掲載します。

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