タイラ経路図No.8・・・サプリメントの時間治療・・・その2

2016年01月28日SAMe ,ビタミンB12 ,メチレーション ,代謝経路図

ハートフルクリニックの平良です(^-^)

今回は、栄養療法でも重要なサプリメントの時間治療について語ります。

タイラ経路図NO.8をお持ちの先生方は、ご用意下さい。

基本的には、記載しているとおりの内容です。

サプリメントの時間治療

栄養療法を効率的にかつ効果的にするためには、摂取する時間を工夫する必要があります。

また、治療する目的でも摂取する時間帯を考慮する必要があります。

たとえば、ビタミンD3は実に多くの機能を有するビタミンです。一説ではホルモンであるとも言われているビタミンDです。(以下はビタミンDの機能)

ビタミンDの効能上記のように、

インスリン抵抗性の解消、タイトジャンクション修復、Th17抑制など・・・の機能がありますが、セロトニンの活性化作用もあります。

セロトニン活性化をしてうつの治療をする場合は、午前中に服用するべきです。

一方で、B12(メチル化B12)を使用する場合は、睡眠をもたらすメラトニンの分泌促進するので、夕方以降に使用するのがいいタイミングです。※メチレーションを動かす場合・・・メチル化B12の投与はメチル化葉酸を摂取する前に行うべきです。

各種疾病の発症と時間も関連していることがわかっています。

NK細胞が最も活性化されるのは午前中であることを考えると免疫賦活素材は朝食時に摂取するべきです。

このスライドで考慮するべき事項を以下に示します。

1、抗男性ホルモン剤を使用する時間帯、2、ビタミンD3の摂取時間帯、3、抗血液凝固作用がある素材の服用時間帯、4、免疫賦活作用のある素材の服用時間帯、5、造血剤の服用時間帯、6、SAMeの服用時間帯、7、Dアスパラギン酸の服用タイミング、8、TGF-β抑制素材を服用するタイミング、9、おやつのタイミング、10、抗コルチゾール作用があるサプリメントの服用タイミング、11、骨髄抑制効果があるサプリメント素材の服用タイミング、12、尿酸を下げるサプリメントの服用タイミング、13、抗潰瘍剤の服用タイミング、14、抗ヒスタミン作用のある素材の服用タイミング、15、担癌者における鉄除去食タイミング、16、抗コレステロール剤の服用タイミング、17、マグネシウム摂取タイミング、18、αリポ酸摂取タイミング、19、抗プロラクチン剤の服用タイミング、20、オキシトシンの服用タイミング、21、抗ガン剤の使用タイミング・・・などなど

以上の項目がスライドNo.8で確認できます。ぜひ実施して下さい。

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