フォリックアシッド(FA)はいわゆる葉酸としてサプリメントで摂取される定番の栄養素です。
このFAは、葉酸自体の代謝を阻害するので、未代謝のFAの血中濃度が高くなることや、その結果NK細胞の細胞障害性能を低下させる可能性があります。
血液の高濃度FAにビタミンB12が低値が重なると認知機能障害、妊娠中の女性のインスリン抵抗性、その子供の肥満リスク上昇などと関連することがわかっています。
また、癌増殖にも関連する可能性があるので、使用する際には注意が必要です。かといってメチル化葉酸も使い方と癌腫によっては増殖につながるので気を付ける必要があります。
たとえば前立腺がんではハイパーメチレーションになっているため、メチレーション促進は避ける必要があります。
タイラズメソッドスライドをお持ちの方は、スライドNo.6のメチレーションを確認して下さい。左上にFAが抑制する酵素、FAとNK細胞、FAと乳がんの関連が記載されています。
FAがメチレーション代謝に与える影響がそのタイラ経路図から読み取れると思います。
サプリメント療法の落とし穴の一つとして記憶にとどめて下さい(^^)/~~~