タイラズメソッド、B2不足の対処法

2014年10月21日お知らせ

ハートフルクリニックの平良です。

アメリカでは栄養療法は日本と比較して多くの医師が実践しています。

アメリカでは、医師資格が2つあるのにびっくりします。

一つは通常の医師(MD)、もう一つは自然療法医(ND)です。

もちろん日本では医師(MD)のみですが、西洋医学以外の・・・栄養療法などの治療法をマスターした医師が存在して、体に優しい治療を受けることができます。

なので栄養療法については・・・アメリカは多くの医師が実践しています。

日本では広がりを見せたとは言え、本格的に、論理的に治療メニューを組める医師の数は少ないといえます。

私が受講したアメリカの医師は、日本やアメリカで有名な医師です。

今回私が受講した理由は、アメリカの栄養療法と・・・タイラズメソッドとの違いを把握すること・・・でした。

目的は十分達成されました。

大きな違いがあることがわかりました。
予想通り、想定内と言えばそうなります。

想定外を期待しましたが・・・

ということで・・・中身は想像にお任せします。

たとえば・・・ビタミンB2が不足している場合・・・それを補うのは正しいですが、必要条件ですが、十分条件ではありません。(数学的な表現です)
通常の栄養療法の場合、B2不足→→→B2補充です。

ところがタイラズメソッドの場合・・・ビタミンB2が不足していると次のようになります。重要な順から・・・下記はタイラズメソッドでは、トリートメントプライオリティーリスト(TPL)と言います。
1、腸内環境の整備:善玉菌サプリメント、納豆、オリゴ糖など
2、胃機能対策:胃酸低下の場合・・・酢の物食、レモン水摂取
3、B2補充
4、コエンザイムQ10の補充
5、中鎖脂肪酸の摂取:ココナッツオイルなど
6、必要に応じて・・・関連する症状があるなら・・・5-MTHFやATP合成促進する素材、ミトコンドリア活性化素材の活用

上記が何を意味しているか・・・なぜ中鎖脂肪酸を補充する前にコエンザイムQ10、B2補充するのか・・・なぜ中鎖脂肪酸を補充するのか・・・わかる方がいましたら・・・すごい!!(クイズになりましたが・・・わかる方はご投稿下さい。先着3名様回答差し上げます。ヒントはミトコンドリア内膜にある電子伝達系です、さらにこのブログでお伝えしているタイラズメソッド・・・2つのバイパス療法の一つです。)

これが・・・タイラズメソッド・・・他の栄養療法と大きく異なるところです。今回確認できたので、大収穫なのです。

栄養不足→補充、ではないのです。他の栄養療法では不足→補充です。これまでの栄養療法のスタイル(トラデイショナルニュートリッショナルスタイル)です。

タイラズメソッドはアドバンスドニュートリションスタイルですので・・・ビタミンB2が不足している場合、3次元で考えます。

①なぜB2が不足したのか?消化吸収に問題ないか?
②B2の働きは、していることは、その影響は?
③B2を補充するタイミング(食前食後時間帯)、バイオアベイラビリテイ―を高める一工夫は・・・?

上記のことを考えると、前述のプライオリテイーリストになります。

ただの栄養素補充ではいけません。

それが先進的な栄養療法なのです。
電子伝達系まで考えるのですから・・・

LINEで送る

ページトップへ戻る

© 2013 Dr.TAIRA